国内外で発生した災害や戦争で起こる地球環境汚染の速やかな除去を行っています |
エコ工場建設プロジェクト始動
■ エコ中間処理施設を立ち上げます!
〜ダイオキシンを除去して、エコ工場を作りたい〜
ほたて貝廃棄物処理工場の解体〜環境にやさしいエコ中間処理施設構築プロジェクト
当NGOに資金支援を必要とする趣旨

2025年5月、青森県ほたて貝廃棄物処理協同組合で運営され、令和3年使用廃止された水産物の廃棄物焼却プラントの解体に於いて、我がNGOの支援により技術面や環境保全をされた解体工事がロボット工法により行われることとなりました。
この炉体の除染によって排出されるダイオキシンの含有された炉内付着汚染物質が約40tと見積もられています。
特別管理廃棄物の最終処分費は全国平均では1tあたり4万円となっています。秋田県においては県営による事業として県内発生特管物は1万3千円で最終処分できます。
しかし青森県では処分業者の見積もり価格が1tあたり22万円という高額な価格になっています。
その結果、40tでは単純計算で880万円、運搬費を入れると900万円を超える見通しとなります。
そこで、全国の企業様や個人様などからクラウドファンディングという形で支援をお願いすることといたしました。
2年後の目標として、この工場は
・焼却炉及びその煙道などを除去し新しく近い将来大量廃棄される太陽光発電のソーラーパネルの解体中間処理施設を建設
・今後の住宅解体において発生した石膏ボードを中間処理で農業用の土壌改良材として再生し活用
・工場と同時に買い上げた周囲の土地を活用して森林保全のための苗木の育成用培地として利用
現時点で、以上の計画を検討しています。
出資された方々に対して、これらの施設から発生する利益を還元できるものと考えております。
この中間処理施設の構築資金をご支援いただき、世界に類を見ないエコ推進施設の立ち上げにご参加いただけたら幸いです。
以上を目的として、クラウドファンディングによる資金調達を計画しています。
近々に詳細情報をご提案致しますので、しばしお待ちください。
個別に情報入手したい、仔細確認したいという方々は下記のメールアドレスまでご連絡ください。
連絡先メール pcpcm986@yahoo.co.jp
プロジェクトを立ち上げた詳しい経緯と費用を最小限に抑える技術と工夫

青森県において令和5年に閉鎖された漁業者のための組合法人が所有するほたての廃棄物焼却施設が、重油高騰により処理費用が高額になったため、この施設の廃止届をしました。
この施設は漁業者の組合により運営していましたが、閉鎖された施設でありながら自治体においては年間100万円以上の固定資産税を課税され、それが組合員に多大な負担を強いる事となっていました。
しかし、組合を解散するためにはこの施設の焼却炉すなわちダイオキシンの汚染を除去し、プラントを解体してその上建物を解体する必要があります。
ところが、その解体費用は5000万円を超える見積もりとなっており、20名の組合員では到底負担できない状態となっていました。
そこで、この組合長よりこのダイオキシンやアスベストの除染技術に対しての国の作業資格、設備を保有している私どもの団体に、土地建物を含めて買い取って欲しいとの打診連絡がありました。
それから2年間にわたる協議の末、令和7年4月に登記料を含む資産全てを、当NGOの常務理事である藤林賢治が売買契約することとなりました。
この作業に関しては、通常一般の企業の労働安全衛生法の規定による作業者が行う場合であれば、様々な労働安全衛生法上の規制がかかり、それにより高額な除染費用が掛かるものです。
しかし、当NGOではアスベストダイオキシンなどの除染を完全無人で行うキャップロボットシステムを保有しております。
これにより、所有者自身が作業を実施するため、労災補償が受けない代わりに一切の施工の縛りが無くなります。
理事者の有資格者3名により約2年間で除染作業を完遂できます。
当理事が所有しているこの技術は東日本大震災のおりに、福島県、宮城県の解体現場により完全無人で除染を行った実績があります。仙台においては財務省の所有の建物のカポスタック除染除去にも採用されました。
全国の公共施設学校などでも使用された経緯があります。
今後、2年間で汚染の懸念のある焼却炉、煙突などを完全無人で除染を行い、ロボットにより解体を進めていきます。
キャップロボット工法とは

1.キャップロボット工法とは
通常は、除染工事をする炉内に作業員が厳重な防護服を着用して入り、作業を行います。
当残ながら最新の注意をもって作業を行い、定期的に国が指定している特殊健康診断を実施して、作業の安全性と作業員の健康を確認します。
そのために、大変な工期と費用をかけて工事を進めていきます。
そこで新たに搭乗したのが、このキャップロボット工法です。
言葉の通り、ロボットに作業を任せ、炉内や煙突内に作業員が入らなくて済む工法です。
危険な工事作業は炉内や煙突内に設置されたロボットが行います。
作業員は安全な場所(コントロール室)で作業の状況を3Dカメラ越しに確認します。
2.キャップロボット工法の実績
キャップロボット工法の実用化は2010年に山口県の下関の施設から使用されました。
その年に、東京インテックに出展公開もされています。
また、震災の年には仙台市の財務省の研修施設の解体において、大手JVの依頼で使用されました。
その他、宮城県・福島県・秋田県・岩手県と10数物件で使用され効果を実証してきています。
3.利点と欠点
このように、効率的になおかつ安全に作業が出来るキャップロボット工法ですが、
欠点として、
・あまりにも独創的で工期が短く、施工する会社にとっては儲からない
・機械操作には汚染物の除去後の取り扱い資格が必要
このような理由のため、普及には至っていないのです。
逆に利点としては、
・ダイオキシンPCB等の特措法の指定を受けている汚染箇所に労働者が入らないため、労働安全衛生法の適用除外になる
・基本的には、労働基準監督署に届出の義務が無い
・オペレーターは特殊健康診断の必要も無い(血液検査は一人前後で60万円も必要)
少人数でローコストで行うという目的があるため、最も必要な工法なのです。
今回の解体に支援をして頂いた方には全て内容を公開し、施工中は現場において公開する事を考えております。